WindowsでMoodle-2
前回、moodleをWeb PIでほぼインストールしてみましたが、ちょっと躓きました。
コンテンツのアップロードで日本語ファイル名が発生するのはmoodleの昔からの欠点で様々なパッチが出ているので、それを適応すればおしまいかと思っていましたが、Windowsの場合はいろいろ面倒な問題があるらしい・・・
このあたりの問題を解決したmoodleを鈴鹿工業高等専門学校の白井先生を中心にfs_moodleとして開発されており、こちらに切り替えてみました。
オープンソースのeラーニングシステム fs_moodle
fs_moodleはMoodle上で日本語ファイル名,フォルダ名を使用可能とするための修正を行ったMoodleパッケージです.ライブラリ(lib/fs_moodle)と,多数のソースファイルの修正点からなります.この改造を行なったMoodleのことを以下,fs_moodle,この改造を行うことをfs化を行うと呼びます.
日本語対応だけではなく細かい改良も行われており、最近はカレンダーのカラー化等、活発に改良を進めているようです。
マニュアル上はxammpを前提として記載されていますが、インストール先フォルダのアクセス権さえ気をつければ簡単にできます。
今回はWeb PIによりあらかじめPHP+MySQLの設定が完了している環境にインストールしたのでやったことといったら
- fs-moodleのダウンロード、解凍
- iisのWebサイトに解凍したファイル一式を展開
- moodledataフォルダを作成しiis_userで読み込み、書き込み権限を付与
- mySQLのmoodle用の空のDBを作成
- 配置したfs_moodleのURLを開き、各種設定をWeb上で実施。
くらいです。
あとは「fs_moodleの設定表示」を見ながら各設定ファイルを書き換えればOKです。
ほとんどmoodleと変わるところはないので、moodleのパッケージングをそのまま利用すればWebPIでの自動インストールもできそうですね。