Ubuntu

Software Design 2010年7月号を買ったらUbuntu 10.04 LTS日本語Remix CDが付属していたのでLinuxのデスクトップ検証用にWindows7VMWARE PLAYER上にインストールしてみました。
昔はこういうインストーラーを目的に雑誌を買ったりしてましたが、今のご時世ではむしろ雑誌の値段が高くなるのでついていないほうがありがたいです。

VMWARE PLAYERでのインストール作業

ほとんど全自動に進むので驚きました。
VMware Player 3.0は仮想マシンの作成が楽、UbuntuのままWindows 7アプリを操作可能 | 日経 xTECH(クロステック)
こういうものをわざわざWindows 上に仮想環境を構築する人ならばそれなりのスキルをもっていそうなものなのでここまでやらずともよい気も・・・

ログイン

インストールが終わって、さてパスワードを入れようとしたところパスワードが入力できないというインストールの自動化以上の驚きがぶちあたりました。
検索してみるとどうも不具合らしく、一度ソフトウェアキーボードでログインしてから設定を変えないとだめらしい。

ソフトウェアキーボードの出し方

  1. 下のバーの人のようなアイコンをクリックして「Universal Access Preferences」を選択します。
  2. 「on-screen keyboard」をチェックします。
  3. 環境によってはここでソフトウェアキーボードが出てきますが、うちの場合でなかったので右下の電源マークからrestartで再起動しました。再起動したらソフトウェアキーボードでパスワードを入力。
  4. ログインすればキーボードは使用可能。

キーボード設定

ログインしてキーボードの設定さえ変更すればそれ以降はログイン画面でキーボードが利用可能です。
今回は下記のHPを参考しました。
2010年5月7日号 10.04 Japanese Remixのリリース・Ubuntu OpenWeek・10.04の注意点(3)・8.10のEOL・UWN#191:Ubuntu Weekly Topics|gihyo.jp … 技術評論社

問題に遭遇している場合,ログイン画面でスクリーンキーボードを有効にしてログインし,「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」からターミナルを 開き,「sudo dpkg-reconfigure console-setup」を実行してキーボード設定を修正してください(あるいは,/etc/default/console-setupの XKBMODEL行を「XKBMODEL=”pc105″」に修正してください)。

とりあえず使ってみる。

Linuxはコンソールメインでしか利用していなかったのですが、一通りの作業は問題なくできますね。EclipseでのLinuxデスクトップの利用者が三割を超えたというニュースがありましたが、確かにこれならばよいかも。
eラーニングでの受講端末として考えると以下のようなポイントがあげられると思います。

  • Flash・・・○
  • PDF・・・○
  • WMP埋め込み・・・×
  • Silverlight・・・私の環境では×
  • OFFICE系・・・Openofficeがはじめからインストールされているため、だいたいの文書は開けそうです。

Appleの動向などもあり今後どうなるか分りませんが、現時点ではFlashのサポートはやはり重要でこれがちゃんと動くのはポイントが高いです。
Moodleもちらっと動かしてみました。FireFox3.6上での動作なのでHTMLエディタを含め問題なさそうです。サーバはfs-moodleを利用していますが、日本語ファイル名のアップロード、ダウンロードについても問題なかったです。

教育系でLinuxというと

  • 地方の学校でのWindowsのプレインストールマシンの延命処置としてLinuxを採用
  • プログラム演習のためにLinuxを採用

のレベルしか思いつかないのですが、実際はどうなんでしょうか?