MoodleでのSCORM

よくLMSの選択条件としてSCORM対応があげられます。SCORMは規格として統一されているように見えますが実際にコンテンツやLMS毎に解釈が異なるので事前に調査が必要となります。コンテンツから送信される履歴についてもLMS側で統計できるとは限りません。
Moodleでよく組み合わされるCaptivateのテスト機能などの場合、評点自体や全体のテスト時間は取得できますが、一問毎の回答時間や点数等詳細な情報は自分でSCORMのログを解析する必要があります。
また、商用LMSはコンテンツの視聴情報を学習履歴として記録しますが、Moodleの場合はリソースだと記録されないのでSCORMを使うケースがあります。
SCORMは画面遷移などの情報が発生する度にDBへの書き込みが行われる為、サーバに負荷を非常にかけてしまいます。SCORMをメインに使っていくのであればそれを想定したサーバの選択が必要となりコストも増大します。
できればコンテンツの視聴についてはログを取らずに小テストにより視聴を行ったかどうかというコースの組み立てを行い、SCORMは極力利用しないほうが個人的には良いと思っています。
SCORMで悩む時間があるなら他の事に時間とコストを使った方がよいです・・・