安レンタルサーバでのmoodle処理能力

moodleのフォーラムでロリポップにたてたMoodleで同時にテスト受講でエラーになるという投稿がありましたのでさくらインターネットでちょっとテストしてみました。
LMSは性格上、他のソフトウェアにくらべて同時アクセスに対する要件がきつい傾向にあります。アカウントに対しての同時アクセスを比較するとeコマース系やブログなどに比べて高くなるはずです。
集中する要素としては以下のようなものがあるかと。

  • テストやレポートの締め切りが迫り、締め切り日にあわてて実施する。
  • 教室で同じコンテンツを全員で視聴、確認テストを実行。特に教室でやられると制限時間間際に一気にサブミットされてしまう可能性も高い。

サーバの問題についてはスケーリングが容易なgoogle app Engineなどクラウド指向のサービスを活かすことでどうにかならないかなと思案しています。MAX時を考えてサーバ構築してしまうとコストが高騰してしまいますし。

負荷テスト

それほど緻密にやったわけではないので、あくまで参考までで保証は当然いたしません。あまり過酷なことをやるとホスティング会社から怒られますし。
シナリオは以下の形で各ページ遷移を3秒くらいに設定。Ramp-Up時間は10秒設定。
1.ログイン
2.コース選択
3.小テスト選択
3.小テスト回答(10問 ○×形式 全問題1ページ表示。テキストOnly)
4.レビュー表示
5.ログアウト
本来ならばアサーション設定も行うべきですが、軽く状況を見るだけなので設定なし。

これを1スレッド、2スレッド、10スレッド、20スレッド、30スレッドで10回づつ回してみました。

  • 10スレッド 問題なし
  • 20スレッド 小テスト周りで若干エラーが出始める
  • 30スレッド ログインでエラーが出始める。

500円のホスティングであればこれくらいならば良い成績だと思います。ただきっと同時にテストをやりたいでしょうね・・・
やっぱりテストだけを別サービスにしたいなあ。クラウド基盤に載せられるテストサービスが作れないかなと考え中です。
EverNote風に。