WMSとウイルスバスター

知り合いからWindows Media Playerでストリーミング受信している状況でシーク等行うと、フリーズすると聞いたのでちょっと調べてみました。

状況

問題のマシンにはウイルスバスター2010がインストールされている。
特定のサイトだけでなく他のWMSの受信でも同様の現象。
ウイルスバスターを完全に停止すると問題なく動く。

原因

ウイルスバスター2010の「フィッシング詐欺設定」が原因。
当初はPFWだと思い込んでwmpを除外設定したりしてましたが違いました。

これを有効にしておくとどうもすべてのhttp(ポート80)のプロトコルを監視するようになってしまい、通信パフォーマンスが極端に低下してしまうようです。許可するWebサイトに該当するストリーミングサーバのurlを指定しても結局は監視される動きは変わらないので、停止するしか解決方法がありません。
ちなみにrtspで接続した場合は使用ポートが違うので、問題なく動作します。

ウイルスバスター2010の「フィッシング詐欺設定」

セキュリティソフト比較サイトのフィッシング詐欺防止機能でウイルスバスターは上位になっていましたが、確かにこのやり方なら未知のサイトのチェックやWebブラウザ以外のチェックもやりやすいとは思いますが、実用的かどうかは疑問です。せめて許可したwebサイトだけでも通常のパフォーマンスを保つ様にしてほしいものです。
私自身はNorton Internet Security 2010やmicrosoft Security Essentialsを利用していますが、こちらではそういった現象は出ていません。

結局

WMSを使う時はrtspを通す設定を行う事をお勧めします。ここで何度も取り上げている時短再生やシークなどをなるべくトラブルなく動かすにはrtspを使う方が賢明かと思います。