WindowsでMoodle-4

あっさりできるかな?思いきや未だactiveWebでのmoodleの日本語ファイル名設定で躓いていました。
ドキュメントを確認して、ポイントはmbstring関連だとわかり、自前のサーバで設定を行い、動作することを確認してからActiveWeb側の設定を始めました。
ActiveWebの場合はphpに対する設定がini_setでやるしかないのでmoodleのconfig.phpファイルに必要なmbstringの設定を記載してみました。
ところがmbstring.encoding_translationはini_setで変更できないようで玉砕。どうにか設定が変えられないかactiveWebに問い合わせみます。
参考にactiveWebのmbstringの初期設定を書いておきます。

mbstring.detect_order no value
mbstring.encoding_translation Off
mbstring.func_overload 0
mbstring.http_input pass
mbstring.http_output pass
mbstring.internal_encoding no value
mbstring.language neutral
mbstring.strict_detection Off
mbstring.substitute_character value

ちなみにWindows IISPHPでもフォルダ毎に固有のphp.iniを持たせることは可能です。自前サーバはこの設定を使いました。
http://itmx.kids-beads.com/wordpress/tag/phpini/
補足ですが、モジュールマップの編集メッセージでは「はい」を選択してしまった場合、「FastCGIの設定」画面に戻って追加されてしまった設定を削除すればOKです。

とりあえず、日本語問題は置いておいてコース等のデモコンテンツ作成しながら使い勝手を評価していくことにします。こうなるとLinuxでやればよかったかも・・・

ActiveWebの気になる点

私の場合はASP.NETで試したいことがあるので選択しましたが、phpだけ使うのでしたらlinux系から選択したほうが良いですね。

  • activeWeb以外のネームサーバを使った場合はサポート外となる。私の場合、サブドメイン等を使っている関係で他社のネームを使っているのでサポート外となってしまいました。
  • Windowsなのでhtaccessによる設定ができない。
  • 試用ができない。1年契約なのでもし用途に合っていないと痛い。

しつこくライセンス問題

アクセス解析をみたらmoodle calで検索している方がいたので補足。
自前でWindows Server上にどのようなサービス(appcheでも)を建てても、ユーザCAL、またはデバイスCALが必要となります。Web Serverのような特例がいくつかありますが。
クライアントPC(xp,7等)の場合は開発、検証での利用以外は認められていません。
では今回のActiveWebのようなホスティングを使いその上で使うユーザが特定できる認証を持ったWebシステムを展開した場合はどうなるかというと、Calは必要ありません。
この場合はSPLAライセンスというホスティング向けのライセンスが存在し、これが適応されるからです。
ただし、Saasとしてサービスを適応する場合のライセンスとホスティングのSPLAで違っていたりと複雑なので、まずホスティングの際に確認したほうが良いかと思います。少なくともActiveWebについては大丈夫だと言われました。
こうなるとライセンスの経費削減でパフォーマンスが見合えばホスティングサーバを利用するのもありかと思います。